Wed, 09, Jan, 2002 晴れ [長年日記]
_ 電気ポットNo2
きのう、寝る前に試してみた。熱湯に酢を入れ、電源を切って、翌朝見ると、水垢がほとんど落ちていた。そのお湯に塩を入れて、朝のウガイをする。これが、風邪予防に効果がある。若い人の知恵袋さん、蟻が十。
_ 夜更かしを
してしまい、7時に起きたら、腰痛が起こりかけている。若くないことを忘れるとこうなる。治療は15日の予約なんだが、それまでもつかしら？
歩かない生活をしているからだと分かっているんだけれど、ここに住んでいると歩く気がしない。神戸で、ロンドンで、金沢であんなに歩けたのになぁ。
都会育ちの、大正生まれの人が、時々気が狂った様に、横浜へとお出かけなさる。「こんな田舎にいると、おかしくなるよ」とのたまう。わたしには、それが良くわかる。
鶯、目白、シジュウカラなど、果ては狸までいる、自然がイッパイある気持ちの良い土地なんだけれど。
_ 年老いた母へ
電話をした。毎朝起きる時に大腿骨からお尻にかけてが、痛くて痛くてどうしょうも無い。その痛みが30分ぐらい続くんで、苦しくて死んでしまいたいと、元気の無い声で言う。
外出の時は、電動車椅子でないと動き回れないが、独り暮らしなので、気が張っていて、ボケ症状は全く無い。それでも、痛いのはよっぽっど辛いらしく、弱音を吐く。遠く離れていると、すぐ飛んで行く訳にはいかないので、わたしがイライラしてしまう。
普通、子どもが親に心配をかけるんだろうが、わたしの場合は、昔から、親が子どもに心配ばかりさせてくれる。困ったお人。
_ 今90歳にもなる
ダンスの名手について、テレビで知った。いまだに踊るのが大好きと、イキイキしている。母と比べて何処が違うかと言うと、大好きなダンス、踊りがあること。人間、若い時から、没頭できる何かを自分で見つけておくべきだと思う。動けなくなった時の事も考えておくべきだろう。
_ あるお医者さまは
治療中に倒れ、3日後に亡くなられた。お元気な頃に、「人の苦しみを、和らげてあげられる仕事をしていて、死ねたら本望ですよ」とよくおっしゃっていらした。この先生のおかげで、しびれていた感覚が少しずつ戻っていったのが、今の治療を見つけるきっかけになったのだから、一生忘れられない。