ブチャ猫ダイアリー

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Wed, 18, Jan, 2006 [長年日記]

_ 昨日の事故

デパート帰りのとある交差点で、右折しようとして、ふと見ると交差点の真中に斜めに止まってる車がある。変だなぁとその車の前方を見ると、布団のようなものがある。曲がる時に良く見るとそれは人だった。綺麗な若い女性が車から降りてきてウロウロしてる。私も何かお手伝いできればと思って近くに駐車して現場まで行った。何人かがお手伝いに集まってきて、私は出番がなかったが、聞いてて気持ちの良い会話がなされていた。

顔にガーゼを貼ったおばさんが「皆さん怪我人をここ(交差点の真中)から歩道に運びたいのでお手伝い願います。あぁ、体の下に両手を入れて、そ〜っと持ち上げてそのまま運んでください」とテキパキなさってる。歩道に怪我人をそ〜っと置くと、その角の米屋の奥さんが「座布団か何かあったほうがいいでしょうか」「おねがいします」とこれもまたスムーズに。中年の男性が事故を起した女性に「右折でぶつけたんですか。じゃぁ軽症ですよ」と優しく声をかける。怪我人は「横断歩道を青で渡ってるのになんでこんな目にあうんだよ〜!」とわめいている。するとガーゼのおばさんが「こんな大きな声が出ますから、悪くてもヒビが入っているくらいでしょうね」と若い女性に言っている。このおばさんは???看護士さんなのかな?

事故を起してこんなに安心できる言葉を掛けられる人は少ないだろうね。その後のことは分からないが、帰ろうとしてお辞儀をしたら怪我人に付き添っていた人全員がお辞儀をして、ガーゼのおばさんが「お手伝い有難う御座いました」と言ってくださった。何も出来なかったけど、そこへ来て何かしようとしていたのを見ていてくださったのかもしれない。

事故を起した女性はこれから大変だろうが、わたしはほのぼのした物を感じながら、気を引き締めて運転して帰路についた。

_ 車の前に来ないでよ

やっと家から2分ほどの近くの交差点に来た。対向車線のガードレール内に首が斜め前に曲がったおばあさんがいる。信号が青に変わったので直進しようと思ったが、あのおばあさんはホントに直進するのかしら?と発進しないで見ていたら、L字の反対の形にくるではないか。首が曲がっていて周りが見えないらしい。ゆっくりと私の車の前を歩いてお通りになられた。ふ〜。

後は車高の高い車だったのできっとおばあさんの姿は見えていたんだと思う。おばあさんの姿が見えなくなって発進したわたくしめは、無事に我が家の車庫に入れることが出来ましたとさ。めでたし、めでたし。


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