Tue, 25, May, 2004 [長年日記]
_ ドキドキの日
母の足の定期検診の日。どんなことを宣告されるのかと気が重い。きのう夜中に寝たのになんだか寝苦しくて6時過ぎには目が覚めてしまった。重い体をゆっくり操ってなんとか母の所へたどり着いた。
弟夫婦も来ていて、久しぶりに母のベッドの周りは賑やか。隣のベッドの口のきけない人に気を遣ってしまう。この人今朝は「おはようございます」と声をかけたら「**********」となんか言葉らしい音が返ってきた。こんなことは今まで無かったので義妹に話すと介護人が良い人に替わったらしいと言う。義妹も介護の仕事をしてるので詳しいわけ。
いざ病院へ。予約日なのに30〜40分は待たされた。86歳もの年寄りで、おまけに体を起こしているのが辛い病人を、どうして待たせるのかと思いつつ回りを見ると老人が多い。
やっと順番が回ってきてゾロゾロと診察室に入ったら、先生がびっくりされた。どんなことを言われるのかと思って神妙な顔をしていたら、レントゲンを見せて説明をしてくださった。
足のふくらはぎより下の血管がところどころ写ってない。ここの動脈が細くなっていて、足先に血液が行かないんだそうな。今のところは足の甲の血管がトクトクと流れてるし、足先の色が変わってるわけでもないから、まだ、薬で遅らせることができるらしい。しかし、手術して何とか良い方へもってはいけないとおっしゃる。いつそうしなければならないかはわからないが、切断しなければ肉が腐り、そこから菌が入ってからだのアチコチにまわり熱が出て苦しみながら死ぬらしい。もっと早く気が付いていれば何らかの手が打てたかもしれないのにと悔やまれてならない。
_ おかあさんが自制しないからよ
母の好物は脂っこいもの。彼女は台湾生まれの台湾育ち。あの昔にベーコン、豚肉などを食べて育っているためか、いまだにチーズが食べたいなどと言う。ホームに入る前にはトーストにはバターをたっぷり塗ってたもんなぁ。わたしでさえ、マーガリンさえも控えてるのにねぇ。血管を柔らかくし、血液もサラサラにするための食事を工夫しなくちゃね。