Mon, 13, Jan, 2003 [長年日記]
_ 今は亡き父と
まだ、頑張って生きている母とが、わざわざ列車で通過してきた知床の海よっぽど感動したんだろう。普段あまり仲が良い方ではなかったのに、帰りにも我が家に寄った時、楽しそうに話しがはずんでいた。
父は芸術家でもあり、釣り人でもあり、陶芸家でもあり、気ままな旅人でもあり・・・・で残りの人生を楽しんで、そして癌(本人はしらないまま)で死んでいった。最後はそうとう痛かったみたいだけれど、わたしが到着するのを待っていたみたいだった。わたしが病室に到着したとき、目玉が動いていたのは何か話し掛けていたんだろうなぁ。その夜はわたしが母と交代して泊まるので、母を一階まで送りがてら、地下へ飲み物を買いに行って戻ってきたら、臨終になっていた。家に着いたばかりの母と弟をすぐ呼んだりして忙しかったこと。
あの時、病室を離れなかったら・・・と、今も悔やまれる。
_ 演奏会
知り合いのピアノ・ヴァイオリン教室のミニ・コンサートに行った。小学生の低学年の女の子が弾くさまは可愛いねぇ。演奏者の人数が少ないので演奏曲目が少ないわけ。おかげで欲求不満って感じで終わってしまった。うまい大人2人がいたんだが、今日は弾かないと聞いてガッカリ。その2人の演奏は10年近く、楽しく聞いていたのに。欲求不満の演奏会は初めてだよ。