Sat, 26, Aug, 2006 [長年日記]
_ 初めて見た
亡くなった友人にお別れに行った。冷凍庫に保存してあったのを火葬所の人が運んできて、皆で花を遺体の回りに一輪ずつ入れた。
皆に花を配ったりして、しっかりしていた奥さんが、自分が花を入れる段階になって「いやいや!わたしはどうすればいいの〜」と泣き始めた。そのうちに立ってられなくなって、両脇を抱きかかえられて椅子に座るというハプニングもあった。後で聞くと「しっかりしなきゃと頑張ってたけど、ボロがでたわね」となんども言ってらした。腰が抜けるってああいう状態をいうんだと思う。
亡くなった方はまるで生きているように穏やかな顔をされてた。時間が経つうちに汗をかいたようになったのは、溶けてきているからだった。
お別れをしてから、エレベーターの扉ようなところへ集まって棺が入れられるのを見てから、骨を拾うまでの時間、控え室へ。皆でペチャクチャといっても静かに語ってたら、収骨の時間になり収骨室へ。
あの大きな体が骨壷一杯になってしまった。わたしは火葬場は2度目だが、収骨したのは初めて。何ともいえない複雑な気持ちだった。
全部終わって帰ったら急に疲れが・・・緊張してたのかなぁ。