Sat, 14, Apr, 2007 [長年日記]
_ 特別養護老人ホームに行くと疲れる〜
正常な頭の老人もここにいるうちにボケさせられていくみたいな気がしたわ。精気を吸い取られてしまった感じになり、ホテルに戻ったら寝てしまい、気が付いたら夜中の1時半だった。慌てて布団を掛けて寝て、気が付いたら朝の7時過ぎ。これを死んだように眠ったと言うのね。
こんなところにお世話にならない為に、若いうちに準備をしておく必要があるとおもったわ。
何をすればよいのかと言うと、体と脳を動かし続ける事ね。これって、簡単な様で難しい。働いている時は良いが、リタイヤした人とそれに付き合う人はどうしても時間にルーズになるからね。二人でするのは難しいかもしれないけれど、それぞれが若いときから一生続けられるものを見つけておくなら、例え配偶者に先立たれてもボケる事は少ないだろうから、ホームのお世話にならなくても済むと思うよ。
そして大事なのは、それなりの体調管理。自分の体をよく知っておくべき。万一病気になっても軽いうちに治しておく心がけが大切。出費を惜しんで足の治療を怠って、車椅子になってしまった人の今は哀れ過ぎる。あの時きちんと治療しておけば今のような辛い思いをしないで済んだのに。いまだボケてないので自分の哀れさを嘆く事しかり。見てるほうも辛いのよ。
_ エライコッチャ
老母がホームのベッドから落っこちてひどい打撲だそうな。
睡眠薬が効かなくて、3時間ほどで目が覚めてしまい、夜中に車椅子に乗って徘徊して転んで、さらにベッドに運んでもらった後に、そのベッドから落ちたと言う知らせが来た。本人が「イタイイタイ、骨が折れた」というので、整形外科で調べてもらい、脳も調べてもらったら、骨折は無かったが、脳がだいぶん萎縮しているということ。脳が萎縮し続けても内臓が丈夫だと生き続けるんだろうか?
自分の事を自分で出来る長生きはおめでたいと言える。しかし、こう次から次へと手のかかる事になっていくと、ここからは老母のところまでは遠いので、義妹任せになってしまうのが心苦しい。
その昔、こちらの有料老人ホームに入ってもらおうと思った時に、母は「まだここでやりたい事があるから・・・」と却下された。あの時こちらへ来てくれてたら・・・と思い出すと腹が立つ。
老いては子に従えと教えたのは誰?